電気電子システム学科には 12 の研究室があり、電気電子工学の最新技術やその応用について研究しています。ここでは研究の一部を紹介します。

特色ある最新技術の研究
ドローンの自律飛行の研究
ロボット工学研究室
電力会社との共同研究で、ドローンを使って送電線を自動点検するシステムを研究開発しています。ロボット制御技術によって、ドローンが電線を自動的に見つけてその電線に沿って飛行しながら写真撮影をします。

排熱発電システムの研究
パワーエレクトロニクス研究室
太陽光、風力、潮力、熱などを電気に変換するクリーンエネルギー発電システムの研究を進めています。排熱を利用して発電するための電気電子回路の開発を行っています。

送電鉄塔と碍子の画像認識の研究
情報処理研究室
送電設備の自動点検を目的に、送電鉄塔と碍子(がいし)を画像認識する研究を行っています。画像によって鉄塔や碍子の大きさ・形が違いますが、AI(人工知能)の技術を使うことでどれも認識することができます。

電気自動車の研究開発プロジェクト
環境・エネルギー研究室
「おかやま次世代自動車技術研究開発プロジェクト」では産学官連携による電気自動車の開発が行われました。このプロジェクトに参画し、電気自動車に使う大容量インバータを企業と共同開発しました。
可視光を利用した情報通信の研究
通信システム研究室
信号機などで光を高速に点滅させることによって情報通信を実現する可視光通信システムを研究開発しています。車に搭載したカメラで交通安全に関する情報を受信することが可能になります。

回転式LED送信機とカメラを用いたデータの送受信
(パソコンにはカメラで受信したデータを表示)

低消費電力・高感度なガスセンサの開発
レーザーデバイス研究室
髪の毛の太さの約1/1000のナノ材料を用いて、従来の1/1000以下の電力で動作可能なガスセンサを研究開発しています。とても高感度なため、呼気で健康チェックする機器の開発などに利用できます。

高効率・小型・軽量の超電導応用機器の開発
先進電気機器学研究室
電気抵抗がゼロになる超電導現象を利用した高効率・小型・軽量の電気機器に関する研究をしています。大電流を供給できるコンパクトな電源や各種超電導電気機器の運転状態の健全性を監視するシステムなどを開発しています。

質問コーナー






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