パワーエレクトロニクス研究室

パワーエレクトロニクス研究室

本研究室は、クリーンエネルギー×パワーエレクトロニクスをキーワードに研究を行っています。ゼミ生は希望に応じてシミュレーショングループと回路設計・実験グループに振り分けられ、一人一人が個別のテーマを担当しています。シミュレーショングループは、研究過程において得られた成果を国内外の学会や学術論文にて積極的に発表しています。回路設計・実験グループは、他大学や企業との協働研究に直接的に関わる機会を得ており、研究活動を通じて得られた知見を就職先企業で活かしています。研究室内では、メンバー間の親睦を深めることを目的に定期的なイベントを開催しています。以下の写真は、ゼミイベントのBBQや学会参加先(海外)での様子です。

ゼミイベント(BBQ)
  国際会議会場への移動中の様子

排熱発電用電力変換回路の開発

一例として,「排熱発電システム」の開発取組を紹介します.物体にかかる温度差を電気に変換するゼーベック効果と呼ばれる物理現象を応用し,廃棄熱を電気に回生する熱電モジュールが開発されています.本研究室では,企業や他分野の技術者・研究者と連携し,熱電モジュールの出力電力を変換するための回路を開発しています.例えば,体温と室温の温度差から電気を発電する実証試験などに成功しています.本研究は,廃棄熱を利用した電池交換不要な電源の開発へつながっています.これまでに,熱電モジュールの発電電力を用いてマイクロコンピュータを駆動し,Bluetooth通信を行う実証試験に成功しました. 

排熱発電用電力変換回路の応用として,船舶用エンジンの温度センシングシステムの開発を行っています.
研究取組例(排熱発電 × 船舶用エンジン)